思い出の卒業式◇長男の卒業式の話

子育て

今日は、子供たちが通う小学校の卒業式の日です。
卒業生の皆さん。ご卒業おめでとうございます。

今日は長男の卒業式の時のことを書こうと思います。

小さな小さな卒業式◇小学校の卒業式

現在、高校生の長男。
実は、小学校5年生から不登校でした。中学校は1日も登校せず卒業しました。

当時小学校の担任の先生に、卒業式には参加しない旨の連絡はしていましたが、
「午後に卒業証書を取りに学校に来てください。」と言われたので、息子を連れて学校に行きました。

卒業証書は、職員室で担任の先生から他の荷物とともに事務的に渡されるのだと思っていたのですが、学校に行くと、職員室の隣の部屋に、不登校の息子のための卒業証書授与式会場を設置してくれていて、校長先生、教頭先生、6年生の担任の先生方がわざわざ出席してくださり、息子のための卒業式を執り行ってくれました。

こんな立派な卒業式をしてくださるとは思っていなかったので、親子そろって普段着で学校に行ってしまったことを後悔しましたが、いい思い出になりました。

二部制の卒業式◇中学校の卒業式

中学校は、コロナ禍の影響もあり、不登校の子たちは小学校に比べて増えており、最初から二部制になっていたようです。通常の卒業式が午前中に行われ、午後に不登校の子たち向けの卒業式を別室に設置された卒業式会場で行われました。

事前に「卒業式には制服で来てください」と言われていたのですが、息子は中学校に入学する前から通学(復学)するつもりがなかったため、制服を作っていなかったんです。
先生に許可をもらって、GUで買ったYシャツとスラックスを着て卒業式に参加しました。

担任の先生に指定された時間に学校へ行き、卒業式会場に入ると約30組の親子がいらっしゃいました。不登校の子の多さにびっくりしました。

現在、高校生◇将来に希望を

私の周りでも、学校に行きたがらない子、不登校の子がいるご家庭が珍しくなくなりました。我が家の息子の経験が少しでも役に立てばと、息子が不登校なことをオープンに話しています。

小学5年生から中学3年生まで、完全に不登校だった長男ですが、現在は、通信制高校の通学コース(週3日)に通っています。

夫婦とも長男の進路に不安を持っていたのですが、中学3年生の時に、自らパソコンで通信制高校を調べ、オープンキャンパスや通学説明会などを予約して、積極的に行動していました。

入学した後も、いつ「学校辞めたい」と言いだすか、心配しながら高校生活を見守っていましたが、自分のペースで学習できる通信制高校は息子に合っていたようで、順調に通っていて、夫婦で安堵しています。

中学生の時は、将来については悲観的なことしか話していませんでしたが、現在は、進学や就職など明るい希望を持って話すようになってくれました。

息子のように学校へ行けなくても、進路が途絶えることはありません。どんな子にもその子に合った学びの場所が必ずあると信じていますので、あきらめずに調べてみてください。

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